長年のコレクションの整理です。 クロノス の防水ケースがとても好きで文字盤の種類の多さから何本も集めては眺めて楽しんでいたものです。 キングセイコー のベースムーブとなったクロノス。この「Seahorse」という特殊ペットネームは防水性を売りにしたモデルに命名されました。文字盤のSeahorseのロゴや裏蓋のタツノオトシゴ刻印が雰囲気ありますね。 ダイバー前夜といいますか、この時代のこの技術にしかないモデルです。 クロノスの裏蓋リング式防水ケースには3世代のモデルが存在し、その中でも文字盤の種類がいくつかあります。 今回のモデルは2世代目です。 セイコー にしろシチズンにしろ、50年代の後半から60年代にかけて防水時計の開発を競いあった時代がありました。 このクロノス 、防水性を表すタツノオトシゴを裏蓋に刻印されたケースもその代表作です。裏蓋をリング状のスクリューで締める構造は、単純なスクリューバックに比べ、パッキンを引き摺らない為に均等に圧力がかかるという利点と、見た目の「らしさ」を表現するのに良いデザインでした。 その分、ケースサイドが寸胴で少し厚みのあるケース。 更にノンデイトに、がっしりと太いアプライドインデックスが精悍な印象を与えています。 竜頭を含まないケース横巾約35mm ラグ巾約18mm 60年ほど昔の時計です。全体的に経年なりの劣化はありますが画像でご確認ください。 私感ですがヴィンテージとしての雰囲気は良い時計ですよ。 撮影の為に使用品のNATOベルトを装着しておりますが、ヨゴレもありますので付属しません。それでも付けて欲しいなぁとご希望であれば洗濯してから同封します。取引メッセージにてお知らせください。 10年以上前にオーバーホールをしておりますが正確な年代がわかりません。裏蓋内部にも記載はありませんでした。 現在のところ、手巻で巻いて机上に平置き、24時間後に分単位の誤差なく順調に稼働しております。しかしながら観賞用のコレクションでなく、実用されるならば機械のためにオーバーホールしてください。 古い機械式時計に詳しい方のみ、ご検討ください。 不明点は必ずご質問のうえ、納得されてから購入してください。画像の差し替えなどご希望に添います。 古い機械式時計です、到着時の稼働状況や精度は保証出来かねますのでご了承下さい。