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作品詳細 籔内佐斗司
美術年鑑 2016年掲載
1953年大阪生まれ、東京藝術大学および大学院で彫刻を修め、1982-87年 同学保存修復技術研究室にて仏像彫刻の研究と修復事業に従事、その後、古典研究をもとにした独自の彫刻技法を駆使し、木彫やブロンズ、版画、執筆、映像、講演などさまざまな活動を、屋内屋外を問わず元気いっぱいに繰り広げている、その表現は、日本人がどこかに置き忘れてきた豊かな精神世界を、諧謔と陽気さに満ちた懐かしい造形で蘇らせようとするものである、1988年 第11回神戸須磨離宮公園現代彫刻展で兵庫県立近代美術館賞、2003年 第21回平櫛田中賞受賞、現在：東京芸術大学大学院教授
本作は「おきばり童子」ブロンズ 2004年作 の童子像。

作家ホームページ掲載作品。下記にURL↓↓↓
https://uwamuki.com/j/shopJ.html.data/bronze.data/new_bronze1/okibari/okibari.html

表題の「おきばり童子」が示す、おきばりの意味は、京ことばの「おきばりやす」からくるのでしょう。「おきばりやす」は漢字にすると「お気張りやす」となり、「頑張ってね」と相手を応援する際に使われる京ことば。もとは、置屋の女将さんが芸子・舞妓さんを送り出す際に使われたのだそう。

日々がんばる人々と一緒になってがんばってくれているような、そのような作者の想いが込められている本作。
ふんばるような表情をした童子の、力強くも愛らしい姿は、見る者を惹き付け、心を鼓舞し勇気づけてくれます。
独特なユーモラスを内包させた姿・表情に惚れ惚れする作品で、籔内氏ならでは想いが込められたとても魅力高い逸品です。
真作 タイトル ： 「おきばり童子」 制作年 ： 2004年 ホームページ掲載作品 手彩色 88部限定 ブロンズ 作品重さ ： 1.2kg 作品寸 ： 11 × 12 × 12 cm 作品状態 ： 良好 送料と配送方法